お月見の十五夜も過ぎ、夜の気温が下がり過ごしやすくなってきました。
先週の次男と長女は、気温の乱高下や気圧の関係かあまり調子が良くなく、次男は全く学校へは行かず週2回の適応指導教室のみ、長女はなんとか行くものの登校後別室へ直行し、3時間目から教室に戻る生活でした。
ま、安定してるといえば安定してる😅
そうそう、夕食にアジの開きを出したんです。
我が家の子供たちは手先が不器用なので、今まで骨のある魚はめったに出していませんでした。
というか、そもそも魚が苦手なんです。
でももうそろそろ出しても良いんじゃないかと思い、食卓に出してみました。
はい、3人とも固まってました😅
全員
「グロいーーーー!😱」
中3の長男までもが引いてました。
アジの開きがグロいって発想にかなり驚き😅
私が悪いんですけどね、今まで切り身しか出さなかったから。でも偏食だし不器用で骨取れないし…。
次男はグロさに凹んでしまい箸もつけませんでした💧
先週末、長女の担任と面談してきました。
その時に長女が学校生活をとても頑張っているエピソードを教えてもらいました。
1学期の係決めの時、長女は「配り係」に立候補したそうです。
長女は人の顔と名前を覚えるのがとても苦手なんです。しかもLDなので配るノートに書いてある名前がスラスラ読めない。
でも立候補したんです。担任は少しどうしようか悩みながらも、本人がとてもやる気なので任せたそうです。
でも案の定配るのが大変💦
読めない名前があるたび先生に聞きに行き、それがどの子か教えてもらい必死に配っていたそうです。
そして2学期。
随分配る時間が早くなったそうです✨
きっとお友達との会話で、クラスメイトの名前や顔が分からない事で不都合があったのでしょうね。だから配り係をする事で覚えようとしたんですね。
もう健気です。
私たちが普通に出来る事でも、長女は周囲が驚くほどの努力を要しているんですよね。しかもその努力を自らやってるんです。
きっと他にも学校生活の枠にはまるには、長女にしか分からない努力や我慢があるのでしょう。
全てはお友達と遊ぶ為。3年生らしい発想です。
でもだからこそ朝になると不安でいっぱいになって付き添い登校でしか登校出来ないんですよね。そして気持ちの切り替えに2時間目まで必要なんです。
長女の担任はとても理解があるので、ここを無理に引っ張っろうとはしません。これがとても大事です。
声掛けもさっぱりしていて、決して
「残念だなぁ、〇〇をやるのに」
とか
「えー、頑張ってみようよ」
とは言いません。
声を掛けるとしたら
「今日の1時間目は〇〇を、2時間目は〇〇をやるよ」
と授業内容を詳しく教えてくれるだけです。
あとは長女の気持ち次第。だから本人も安心して気持ちを切り替え、3時間目には戻れているのですね。
担任と長女に信頼関係を築けている証拠です。本当に担任には感謝です。
よく学校に行くと元気だけど登校渋りがあるという声を聞きますよね。
学校の先生は
「学校に来れば元気だから大丈夫!」
とよく言いますが、いやいやそうとも言い切れないんです。
もしお子さんがそういうタイプだったら、きっと学校生活の中で何か不安を抱えているはずなんです。ただその不安を言語化出来ずにいるだけで。
低学年は特にその傾向が強いと思います。そして幼さがあるので学校生活の興味のある事で、その不安を自然に誤魔化す事が出来てしまうんです。
だから登校時がイヤイヤでも学校へ行けばなんとかなってしまうんです。
一般的にそういう経験を積む事で、自分の気持ちと環境と折り合いをつけていく事が自然に出来るようになるお子さんの方が多いとは思います。
でもそういうお子さんばかりではないんです。でも十把一絡げのように「泣いてても無理やり置いていけば大丈夫」みたいな対応をする。これは良くないです。
その場合は、保護者と教師が協力して何がその子にとって不安な事なのかを見極め、それを本人の代わりに言語化する。
すると本人は何が不安だったのか明確になるので、まずそこで少し不安が解消される。
あとは本人がどうやったら乗り越えていけるかみんなで考え、時には背中を押し、時には寄り添って成長を促していくという工程が必要となります。
その工程にうちの長女は1年〜2年の不登校や別室登校、付き添い授業が必要だったんですよね。
そしてやっと3年になって付き添い授業はしなくても大丈夫というところまで成長したという感じでしょうか。
9月という時期は、緊張と勢いでやってこれた1学期とは違い、自分と向き合っていく時期なので不登校や登校渋りが多くなる頃だと思います。
言語化出来ない低学年にしっかり対応していけば、高学年になって仮に不登校になっても、適した場所で前に進んでいけると思います。