黄色い帽子のおじさんのように

通常級在籍の不登校児を含む発達障碍3兄妹を育てる母の日記

長男、通塾終了。今までを振り返って

今日は雨です☔️

といっても例年の2月より暖かいと感じます。でも今年は早く暖かくなってほしいですね。気温の高さと湿気はウイルスに効果があるように思えます。

 

 

今年はお雛様を出しました。この2年、いろいろあり過ぎて余裕がなく出す事が出来なかったんですよね。やっと明るい場所に出してあげられました😊

 

f:id:unchicun:20200221101907j:image我が家のお雛様です。

男雛と女雛の着物が共布で、人形用ではなく人が使う西陣織の帯から出来てます。一目惚れでした💕

 

 

 

先日、長男の通塾が終了しました。長男は私立なので公立組より早めです。

 

小2で公文に入り6年で個別塾に転塾。中1の冬から集団進学塾へ。そこからほぼ休まず頑張って通いました。中2までは週3、中3は週4、2時間半びっちりです。よく頑張りました。

 

 

振り返ると小1、小2と勉強は本当に苦労の連続でした。こだわりが強く見通しを立たせられないので、宿題をやらせるのに一筋縄ではいかず…。

 

「この宿題なら絶対10分で終わる!ずーーーっと続くなんてないから!」

 

と時間の感覚がまだなくパニックを起こしそうになる長男と、ストップウォッチを持ちながら格闘した日々。

 

小2でやる時計の問題も全く理解出来なくて。長男は3兄妹の中でも断トツ理解度が低かったです。こだわりのせいなんでしょうね。

 

その後、小学4年あたりまでなかなか文章を理解する事が出来ず、国語、算数の文章題が壊滅的でした。

 

でも5年を過ぎた頃から急に理解度が上がり、6年になる頃には作文を除いて勉強で困る事はなくなっていました。

 

長男の特性を考えると、偏差値の高い集団に入れたほうが仲間がいるんじゃないかと考え、6年の終わり頃から高校を見据えた学習に切り替えてきました。

 

そこからは特性との闘いで😅

 

・なぜ定期テストがあるのか。

・なぜ期限にワーク提出をしなければならないか。

・そもそもなぜワークがあるか。

ここから説明しました。

 

この頃の長男は自分基準が強く出ていた頃。常識としてやらなければならない事でも、自分が必要だと思わない限りびっくりするほど適当にします。

 

 

今となっては笑い話ですが、中1の期末のワーク提出の時、期限の3日程前に私がチェックしたんです。当然丸つけ、間違い直し必須です。

 

ワークを開くと…

 

なぜかページの上に『OK』と書いてあるだけ。丸つけもされてない。

 

これは何かと長男に尋ねると

「先生もこうやってる。答え合わせはしてある」

と意味のわからない返答。

 

そこで私が答え合わせをしてみると、笑っちゃうくらい間違いがいっぱい。一体どうやって答え合わせをしたのかって話しです。

 

長男にとってワーク提出って言われれば、中身より提出する事が大事になるんですよね。

 

この時は自閉スペクトラムと分かっていても、さすがに私もキレました。キレても仕方がないと言われても、やっぱりキレますよ💧

 

そこで学習とは、

大人の仕事と一緒。仕事は締め切りまでにきっちり終わらせて、なおかつ成果を出さないといけない。しかも内容も求められる。

 

そして仕事は自分のやりたい事だけやっていれば良いってわけではなく。

 

中学、高校はこの社会人としての練習期間。提出物を手を抜かず締め切りまでに仕上げ、定期テストで結果を出す。

 

この感情と行動のコントロールが出来るようになれば、社会に出た時に過ごしやすくなると思い、とにかくこれを何度も何度も何十回も長男に話してきました。

 

中3になる頃にはずいぶん身に付いていて、その努力のおかげで上位校に合格出来ました。

 

 

思い返せば、発語はあるもののアニメのセリフしか話さない子で、会話でコミュニケーションがスムーズに出来るようになったのは5歳も過ぎた頃でした。

 

自閉スペクトラムADHDと診断された4歳頃、主治医から

「学業においては中の下で過ごしていくと思う」

と言われ、軽くショックを受けた事も。

 

 

本当によくここまで成長しました。

 

これから新しい環境になります。どうなっていくのか不安でもあり楽しみでもあります。

 

私も子離れを今よりもう少し強く意識していかなければならない季節がやってきたんでしょうね。