黄色い帽子のおじさんのように

通常級在籍の不登校児を含む発達障碍3兄妹を育てる母の日記

長女、9月の壁のその後

あっという間に2学期も後半に入ってきました。朝晩ずいぶんと冷え込むようになってきましたね。

 

先日次男と長女が芋掘りに行ってきました。

f:id:unchicun:20191109232258j:imageたくさん取れました。

サツマイモは掘った直後は甘みがないそうなので、外に陰干ししています。

 

前回の更新からずいぶん日が経ってしまいました。ちょっと心が疲れてます…。この辺りの事はまた別の機会に…。

 

 

そうそう、9月の壁にぶつかっていた長女ですが、なんとか乗り越える事が出来たようです👏👏👏😊

 

ちょうど次男の修学旅行の問題でいろいろあった時に、長女の登校問題も同時進行してました💦

 

9月の半ば過ぎ頃から別室に行っても、私から離れずパニックを起こす長女にどうしたものかと考えていました。

詳しくはこちら↓

長女は朝は絶叫し大号泣するものの、なんとか母子分離し学校で過ごせた日はとても晴れ晴れとした顔で帰ってきます。親から見ても朝の状態なんて想像出来ないくらいです。

 

こんな感じだと簡単に「じゃあ、休もうか」のひと言が親側も言えないですよね。

 

次男のように学校にいるとイジメの記憶がフラッシュバックして苦しくなるというなら、親側も休む事へのハードルは限りなく低くくなるのですが、長女はそのタイプではない。だから悩むんですよね。

 

パニックを治める事が出来ても学校に不安があるのは変わらないんですから、なかなか前に進まない。

 

いったいどうしたものかと考えながら、9月から10月を過ごしていました。

 

ある晩、長女が

「なんで朝はダメなんだろう。学校は楽しい事も知ってるのにどうしても行けなくなっちゃう」

と呟いてました。

 

3年になって、同じクラスにお友達もたくさん出来てとても楽しく遊んでいるんです。

 

名前を覚えるのが苦手な長女ですが、お友達とのコミュニケーションの為自分から配り係に立候補し必死に名前を覚える努力をします。

 

でも朝になると、そんな大好きなお友達がいても顔を合わせられないほどになってしまう。

 

本人が一番『なんでだろう?』と思っているんだと思います。

 

その話しをしていた次の日、やはり教室には行けず別室に行き大号泣パニックとなりました。

 

他者に興味のなかった2年生の頃とは違い、3年生でお友達と遊ぶ楽しさを知ってしまった長女は『帰りたいけど帰りたくない』という状況に陥り、パニックになっているようでした。

 

そこでパニックを治め、長女の胸に私の手を当てながら

「お母さんはね、A(長女)の中に学校が大好きなAもいる事を知ってるよ。それは変な事じゃなくて普通のこと。いろんな気持ちのAがいるんだよ」

と話しかけました。

 

長女は静かに聞いています。続けて

 

「お母さんは学校に行きたくないAも大事だけど、学校が大好きなAもお母さんの子どもだから、そのAの事も考えて守ってあげたいの。分かる?」

 

長女は頷きました。

 

「今のままだと学校が大好きなAは苦しいままだよね。だからお母さんとAと〇〇先生(臨床心理士の先生)の3人で、どうしたら学校が大好きなAを守れるか一緒に考えよう」

と話しました。

 

どこまで理解出来たか分かりませんが、いろいろな自分がいるのは普通の事で、それは否定する事じゃないと知って欲しかったんです。

 

『こんなふうになって(考えて)しまう自分なんてダメだ』

と考えるのではなく

『そっか。こんなふうになって(考えて)しまう自分もいるんだ』

客観的に自分を見つめ、それを認めていく事が一番大事だと思うんです。

 

長女はなんとなく理解した様子でしたが、その日はもう学校にいられる状態ではなかったので、帰ることにしました。

 

長くなってしまったので続きは次回書きます🍀

 

 

この辺りは『メタ認知』の話しになるんだと思います。興味のある方は調べてみてくださいね。