黄色い帽子のおじさんのように

通常級在籍の不登校児を含む発達障碍3兄妹を育てる母の日記

子供のペース、親の思い。

今日は昨日より気温が高いですね。今年は寒暖差があるので服が定まらないので本当にイヤです。

 

うちは長男が気温を肌で感じるのが苦手で、適切な服を自分で選ぶのが下手くそでした。

 

そこである程度大きくなった頃から、出掛ける前に私が気温を伝えその温度で着る物を決めるようにしました。

 

それが次男・長女と受け継がれ、うちでは毎朝

「お母さーん、今日は何度?」

この言葉で朝が始まります。

 

気温を伝えてもピンとこない場合は、朝は私も忙しいので

「玄関の外に行って体で感じてきて!」

と、叫んでます(笑)

 

気温を伝える時は、今日の気温、昨日の気温を伝えて

「◯度上がるから、少し昨日より暑いよ」

と具体的に数字で比較して伝えます。

 

見えないものを推察するのが苦手なウチの子たちは、数字という基準があるのでやり易いようです。

 

それに気温を示す数字と見えない気温を合致させ、相応しい服装を着る練習になると思ってやってます。

 

 

 

今日、次男が久しぶりに朝から登校しました。GW前からお休みしているので、前回の登校からは2週間以上は経っていると思います。

 

家での様子を見ると、長女が復学し自分だけが学校に行っていない事に罪悪感を感じるようで、それをごまかす為に兄妹のあげ足を取り激しく責めたり、妙にテンションが高かったりと不安定さが目立つようになってきました。

 

次男自身が自分を認められず苦しんでいるように見えたので、今日はかなりグッと背中を押しました。

 

たとえ明日は学校に行けなかったとしても、今日頑張って乗り越えれば、次男も「自分も頑張ってる」と胸を張れると思うんですよね。

 

この私の判断が正しいかどうかは分からないけど、やってみてダメならそこでまた修正すればいいだけと、開き直って背中を押してみました。

 

 

 

そんな私と次男の様子をみて何か感じたのか、いつも私と手を繋いで教室まで行く長女が、校門から教室まで1人でスタスタ、サッサと行ってしまいました。

 

長女の様子をこっそり見ると、全く問題なく着席し朝学習に取り組んでいました。

 

こんな長女の姿、入学してから数えるほどしか見た事がないし、1人で校門から教室まで行ったのも2年ぶりだと思います。

 

長女は自閉スペクトラムで不安がとても強く、母子分離が上手く出来ずにいました。その長女には小学校は恐怖でしかなかったのでしょうね。

 

去年別室から完全不登校になって、心の余裕が出来たのか秋頃から1人遊びの内容が変わってきたんです。

 

それまでは一方的な遊びだったのが、お人形遊びなど他者を見立てて1人何役もするままごとをするようになりました。

 

小さな頃はお世話人形にも全く興味がなかったのに、ぽぽちゃんやヌイグルミの世話を始めたりと社会性が育ってきたんです。

 

そして3月頃にはお友達とコミュニケーションを取って遊ぶ楽しさを知るまでに一気に成長しました。

 

それから迎えた新学年、友達と遊ぶ為には学校に行かなきゃで始まりましたが、目的の為には頑張るという持ち前のこだわりが発揮され、学校は何をするところなのかをやっと自分なりに理解出来てきたようです。

 

普通ならここまでは未就学時代〜小1の1ヶ月で習得していくところなのでしょうが、長女はその年数+2年必要だったという事でしょうね。

 

別室、不登校の時期があったから、長女が自分のペースで自分を見つめる事が出来たんだと思います。

 

でもさすがに8歳の誕生日プレゼントでぽぽちゃん買ってと言われた時は「えーっ!」と思いましたが、社会性が育ってきたんだと思いトイザらスで一生懸命選んで買いました。

 

でも正直選んでいる時、私が恥ずかしかったです。やっぱり年相応じゃないし。でもここは私の乗り越えどころと思い、ぽぽちゃん選びを楽しみました。

 

おんぶもしたいと言いましたが、市販の物は対象年齢外で使えないと話すと、工作好きなので自分で流行りの形の立派な抱っこ紐を作ってました。

 

こだわりが意志の強さに変わるとすごいですよね。

 

 

 

次男も長女もですが、子供のペースと親の思い、この辺りをうまく擦り合わせていくのが難しいですね。